最初に決める6項目

学年、教科、単元、難易度、制限時間、問題の見せ方を順番に決めます。すべてを細かく指定する必要はありませんが、「今回の学習で何を確かめたいか」だけは最初に言葉にします。

1. 学年習っている漢字・計算方法の基準
2. 教科問題形式と説明方法の基準
3. 単元出題する範囲と除外する範囲
4. 難易度暗記・理解・活用のどこを見るか
5. 時間問題数と一問あたりの負担
6. 表示文字、ルビ、解答欄、図の扱い

学年と教科は「今習っている方法」に合わせる

同じ答えでも、学年によって説明に使える考え方が違います。例えば割り算や割合は、まだ習っていない式を使うと、答えが正しくても家庭学習の確認になりません。AIへ学年を伝えるときは、「小学5年の学習範囲だけを使う」「学年外の公式を使わない」まで指示します。

  • 低学年は、未習漢字をひらがなまたはルビ付きにする。
  • 算数・数学は、その学年で扱う式や記号だけを使う。
  • 理科・社会は、学校や教科書による学習時期の違いを確認する。
  • 英語は、習った語彙と文法の範囲を指定する。

単元名だけでなく、確かめたい内容を書く

「植物」や「図形」のような広い指定では、出題範囲がばらつきます。「発芽に必要な条件を区別できるか」「三角形の面積を公式へ当てはめられるか」のように、確認したい行動まで書くと焦点が定まります。

広すぎる指定:小学5年・理科・植物

確認しやすい指定:小学5年・理科・植物の発芽。水、空気、温度の三条件を実験結果から判断できるか確認する。

難易度は「問題を解くための段階」で決める

段階目的問題の例
やさしい用語や基本操作を思い出す選択肢、穴埋め、一段階の計算
基礎習った手順をそのまま使う教科書例題に近い問題
標準条件を読み、方法を選ぶ短い文章題、資料の読み取り
応用複数の知識を組み合わせる二段階以上の思考や説明
発展理由や別解まで考える条件比較、根拠説明、探究課題

難しい言葉を増やすだけでは、難易度を上げたことになりません。どの知識を何段階組み合わせるかで決めます。

制限時間から問題量を逆算する

短時間のテストは、学習開始時の確認や一つの単元の復習に向いています。長時間のテストは、複数単元や記述問題を含められますが、家庭では採点と見直しの時間も必要です。

  • 5分:用語、計算、漢字など一つの技能を3〜6問程度で確認。
  • 15分:基礎問題と短い活用問題を組み合わせる。
  • 45分:複数単元、記述、見直し時間まで含めて構成する。

AIが作った問題量が実際の時間に合うとは限りません。最初の一回は保護者が解き、目安時間を確かめます。

答えと解説を別ページにする

問題の直後に答えが見えると、家庭で印刷したときに使いにくくなります。「問題ページ」「解答・解説ページ」を分け、問題番号を一致させ、合計点を100点にするよう指示します。算数・数学では途中式、国語では採点の判断基準、理科・社会では根拠を短く添えると見直しに使えます。

PDFをAIへ渡す前のチェック

  1. 学年と教科が家庭で使う内容と一致している。
  2. 単元が広すぎず、今回の確認目的が書かれている。
  3. 難易度の意味が、言葉の難しさではなく思考段階で示されている。
  4. 時間に対して問題数が多すぎない。
  5. 問題と解答・解説を分ける指示がある。
  6. 生成後に保護者が確認することを前提にしている。
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