アクリルスタンド:注文から完成までの流れ
アクリルスタンドの制作お問い合わせから完成までのステップを詳しく紹介します。デザイン設計から印刷、カットまでの流れを把握することで、オリジナルアクリルスタンドを作成する際の具体的なイメージを持つっていただくことで完成イメージが出やすいと思います。
当詳しいご注文やお問合せは、こちらからどうぞ。

当社は1からデザイン設計します
当社EGWでは、アクリルスタンドの制作において、デザイン設計を一から手掛けています。お客様のアイデアや願望を基に、アクリルスタンドを実現するために、我々はまず詳細なデザインプロセスを踏みます。このプロセスは、手作業でイラストや写真の編集から始まり、素材の特性に応じた設計を行います。

イラストや写真は手作業で背景削除、カットラインを設定します
アクリルスタンドのデザインにおいて、イラストや写真の背景削除は非常に重要なステップです。当社では、最新のソフトウェアと技術を使用しつつも、手作業での作業を重視しています。特に、イラストや写真の特性に合わせて、細部にわたるカットライン設定が求められるため、経験豊富なデザイナーがこの作業を行います。手動での背景削除により、クオリティの高い仕上がりを実現し、お客様に満足いただける製品を提供しています。
オート機能では背景がきれいに削除できない場合も
現代のデザインツールには、自動背景削除機能が搭載されていますが、完璧に仕上がるとは限りません。特に、複雑なデザインや細かい部分がある場合には、自動ツールだけでは意図したデザインに仕上がらないことがあります。そのため当社では、オート機能だけに頼ることなく手作業によるフォローを行い、完成度を高める工夫をしています。

アクリルのカットラインは見た目にも影響するため手動にて設定しています
アクリルスタンドのカットラインは、その見た目に直接影響を与えるため、とても重要です。不適切なカットラインやデザインは、完成した際に美しさを損なう原因となります。そのため、当社ではデザイン作成の段階からカットラインの位置や形状を手動で設定しています。作品ごとの個性を最大限に引き出し、より魅力的なアイテムに仕上げることができます。当社はお客様にご満足いただける製品を提供するために、妥協を許さず、細部にわたる設計を行っております。
例:自動設定では下のような調整に対応できないため手動で修正しています。

まずはお問合せください
アクリルスタンドを作ってみたいという方はまずは当社ホームページのお問合せよりご連絡ください。
当社では完成度の高いアクリルスタンドを制作するためには打ち合わせは絶対に必要だと考えています。そのためネット完結型ではなく打ち合わせ重視の方法を採用していることをご理解ください。
ご希望のデザインや個数や納期などご入力ください
お問合せフォームには、ご希望のデザインや個数、納期などの情報をできるだけ詳しくご入力いただけると、よりスムーズにお手続きが進みます。例えば、特定のキャラクターやテーマに基づいたデザインがある場合、その詳細を知っておくことで、私たちのデザイナーがより理想に近いアクリルスタンドを制作できます。また、個数に関しては、1つから大量制作まで柔軟に対応しておりますので、ご希望の数量を事前にお知らせください。納期についても、制作や配送にかかる時間を考慮し、お客様とご相談の上でお伝えいたします。
当社担当と打ち合わせ納期、お見積りを提示
お問合せをいただいた後、当社の担当者がご連絡を差し上げます。具体的なデザインのイメージ、数量、納期についての打ち合わせを行い、それに基づきお見積りを提示いたします。
料金の目安:1個ご注文 2500円 +データー加工費(打ち合わせ後に決定)
2個目から1500円 3個目1000円・・・・・ 数が多くなるごとに1個当たりの単価が安くなります
データーにてアクスタのデザイン、カットラインを提示
アクリルスタンド(アクスタ)の制作過程において、デザインとカットラインの提示は重要なステップです。当社では、お客様からのご要望に基づき、アクスタに使用するデザインをデジタルデータとしてしっかりと作成します。本プロセスでは、できる限りお客様のイメージに近づけるよう尽力し、最終的な完成品の予想を確かなものにします。
アクリルスタンドの完成のイメージを提示
まず、デザイン案を元にアクリルスタンドの完成イメージを制作します。これにより、お客様はどのような見た目のアクリルスタンドが出来上がるのかを視覚的に確認できます。デザインは多様なスタイルやテーマに基づいていますが、キャラクターやロゴ、特別なメッセージを含めるなど、お客様の希望を反映させることができます。
完成イメージは、通常コンピュータソフトを使用し、クオリティの高い画像を生成します。それに加え、アクリルの厚みや色合いも実際の製品に近いフォーマットで提示します。これにより、納得のいくデザインを選ぶことができ、微調整が必要な場合もスムーズに行えます。お客様には、実際の製品と同じような質感や雰囲気を感じていただくために、デザインの段階でできる限り具体的な視覚情報を提供することがポイントです。
例:完成イメージ

デザインOK→ご入金→アクスタ制作
完成イメージを確認しお客様からの承認が得られた後、次のステップに進みます。デザインが問題ないことを確認したら、ご入金をお願い致します。
入金の確認が取れ次第、すぐにアクリルスタンド制作に取り掛かります。
アクリルスタンド用にデーターを制作します
打ち合わせデーターをもとにアクリルスタンドを制作します
実際の作業の様子も含めどのようにアクスタが出来上がるかお楽しみください。
例:みかんのキャラクターのアクスタを制作
制作例として、「みかんのキャラクター」をサンプルにアクスタを作成してみます。初めに、お客様からのイラストやラフ案をもとにデザイン作業を開始します。
ご依頼内容:イラストはお客様から頂いたものをそのまま使用し、ご依頼は10cmの正方形に収まるデザインを希望、台座は特に希望がないのでお任せ!

このキャラクターでアクスタを制作します。
複雑なデーター加工が必要なかったため費用は以下の通りになりました
お見積りは 3120円になりました
内訳:2500円(税別)+370円 (配送料レターパック)
裏面にデザインする部分は反転
アクリルスタンドの裏面には、通常、デザインをプリントすることになります。ここでは重要なポイントとして、裏面に配置するデザインは表面とは反対の方向に反転させる必要があります。これは、アクリルの特性によるもので、表面に印刷されたデザインが見えるようにするための加工です。反転デザインを作成することで、スタンドを通してクリアにキャラクターが見えるようになり、全体的な美しさを保つことができます。このステップは、アクリルスタンド制作の大切な要素となるため、慎重に行う必要があります。
サイズを調整
10cm×10cmの枠内に収まるようにキャラと台座を配置していきます。カットラインが必要なため少し小さめに配置しています。

台座を制作
台座部分はいろいろな形状が選択できます。
今回はシンプルに楕円タイプを選択し、みかんキャラに合わせて緑の迷彩柄を入れてみました。
アクリルスタンドのホワイト部分のデータ作成
アクリルスタンドの裏面のホワイトの制作です。透明にしたい部分と白で残したい部分が出てくるためデーターを確認しながら作成していきます
カラー部分の印刷後にホワイトインクを印刷する
アクリルスタンドは裏面に印刷する場合が多いため、先にからーを印刷して最後にホワイトをかぶせます。カラー部分の上にホワイトがないと色が透けてしまって実際の色と違った感じに仕上がってしまいます。(わざとホワイトを打たないで透明感を出すときもあります)

アクリルの透明を活かす
アクリルスタンドの大きな特徴は、透明感です。輪郭に透明部部分を設定したり髪の毛の間から背景が透けて見えるように設定するなど、完成をイメージしながら細かく調整していきます。
アクリルをカットするためのデータ作成
アクリルスタンドの制作において、カットラインのデータ作成は非常に重要なステップです。正確なカットラインを設計することで、最終的な商品の仕上がりや耐久性に大きな影響を与えます。ここでは、カラー部分に基づいたカットラインの作成から、強度確認、台座との接続部分の制作、最終的なデータの完成までの流れを詳しく解説します。
カラー部分より少しおおきめのカットラインを作製
まず、アクリルスタンドのデザインには、イラストや写真といったカラー部分が含まれます。このカラー部分に対して、少し大きめのカットラインを設定します。これは、アクリルの透明感を活かすためや、デザインのバランスを考慮しつつ、カット後の仕上がりを美しく見せるためです。カットラインのサイズは、基本的にカラー部分の外周を1-2mm程度大きく仕上げています

強度などを確認して訂正
次に、カットラインのデータを作成した後は、その強度についての確認を行います。アクリルの形やサイズによっては、カットされた部分が弱くなることもありますので、特に注意が必要です。例えば、細かい部分や隅っこの形状などは強度が低下する可能性があります。このため、カットラインの形状を見直し、必要に応じて太さの調整や、追加の補強線を設けるなどの訂正を行います。

台座との接続部分を作製
アクリルスタンドの台座との接続部分を作成します。完成したときの左右のバランスなどを考慮しながら台座と本体の接続部分を作成しています。

データーの完成
すべての設計が完了したら、一度お客様との確認作業を行います。修正が必要な場合はここの時点までに要望をお伝えください。※加工後の変更は別途費用が必要になります
レーザー加工機でアクリルをカット
アクリルをレーザー加工機でカットします。当社は業務用 Co2レーザー30Wを使って加工しています

アクリルの土台を設置
アクリル板をカットするときはアクリルをレーザーの台座から少し浮かせる必要があります。
そのため一度紙をカットしてカット位置にかからないように台を設置していきます

アクリルとレーザーとの高さの調整
次に行うのは、アクリル板の高さ調整です。レーザー加工機では、レーザー光線がアクリル表面に正確に照射される距離を設定しなければなりません。この高さ調整によって、切断面の品質が大きく影響されます。高さが正確でないと、カットゾーンが不均一になり、製品に傷が入る可能性もあります。このため、レーザーとアクリルの距離を慎重にチェックし調整します。

カットする順番を色で設定
レーザーでカットする順番を決定します。これには、各カットラインに特定の色を割り当てることで順番を決めることが出来ます。下の写真のように色を変えてカット順を設定しています。

パソコンでレーザーの出力、速度調整
カットする順番が決まったら、次はレーザー加工機の出力と速度を設定します。出力は、アクリルの厚みや使用するレーザーによって異なります。速すぎるとアクリルが切れなかったり、逆に遅すぎると焦げや変色が生じることがあります。この段階では、パソコンの専用ソフトを利用して、工程に最適なパラメーターを入力し、調整を行います。

アクリルカットの様子
レーザー加工機でアクリルをカットしていきます。アクリルをカットする際はカット時に出るガスに引火して火災につながるケースもあるため必ず近くで待機する必要があります。動画を見ていただくとわかると思いますがカット中に白い煙が出ています。通常は引火してもすぐ消えてしまうので問題ありませんが、まれに火が消えず燃え続けることがあるようです。
実際の音量をそのまま入れています。(うるさいことがわかると思います)
UVプリンターでアクリルの裏面に印刷
アクリルスタンドの印刷にはUVプリンターを使用します。UVプリンターはアクリルと相性がよくホワイトインクが印刷できることが大きな特徴です。
フラットの天板が上下に移動するため厚みのある物にも印刷が可能です。
設置と高さ調整
印刷前には印刷物の厚さ調整が必要です。
細かい設定は必要なくセンサーを利用して設定します。厚みは10cmまで可能で高低差は一番高い部分から2mmまでが印刷範囲になります。

印刷設定カラーとホワイト
次に、印刷設定を行います。専用の印刷ソフトを使って印刷設定を行います。
印刷したいデータをPDFで保存し専用ソフトで読み込んで印刷します。
ホワイトのカラーの順番を決めて印刷を開始します。

アクリル印刷の様子
設定が完了したら、いよいよ印刷のプロセスに入ります。UVプリンターの印刷ヘッドがアクリル板の上を往復し、事前に選定したデザインを一層ずつ印刷していきます。印刷する際には、インクが紫外線に当たることで硬化するため、ヘッドが移動する速度やUVライトの出力は慎重に調整されます。こうして細部にわたる美しい印刷が施され、アクリルスタンドのデザインが生き生きと具現化していく様子は、作業者にとって達成感溢れる瞬間です。
裏面の保護シートをはがして完成
印刷が完了したら、最後の仕上げとして、アクリルの裏面に貼られた保護シートを剥がします。保護シートはレーザーの反射などからアクリルが傷つくのを保護しています。レーザーでカットした後はアクリルと保護シートがくっついているため慣れるまでははがす作業も大変です。
アクリルスタンド完成
アクリルスタンドの制作が無事に完了しました。お客様のご要望に応じてデザインからカット、印刷までを一貫して行った結果、オリジナルのアクリルスタンドが完成したことを心より嬉しく思います。完成したアクリルスタンドは、持ち運びや展示に便利で、さまざまなシーンで活躍します。それでは、これからアクリルスタンドの発送についてご説明します。

完成後はご希望の配送方法で配送します
配送後は打ち合わせで決めた配送方法で発送いたします。数個の発送の場合はレターパック370円がお値打ちです。数が多い方はヤマト便を使って配送しています。
完成したアクスタはSNSなどで紹介していただくと嬉しいです
完成したアクリルスタンドは、SNSを通じてのご紹介をしていただけますと幸いです。皆様の応援が当社スタッフのモチベーションにつながります。応援よろしくお願いいたします。
最後に、アクリルスタンドのご注文やお問い合わせについては、当社のウェブサイトの「お問合せ」ページ(https://egw.jp/contact/)からお気軽にご連絡ください。スタッフ一同、お客様からのご連絡を心よりお待ちしております。